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執筆者の写真Yoshihiko Hara

海洋エネルギーを社会実装する手段

更新日:2021年7月14日

潮流発電に対して私の抱いているアイデアは以下の2つである。なぜ海洋発電なのか、なぜ垂直軸型振動発電に拘るかは割愛する(そのうち、詳しく書く予定ではある)。



いずれにせよ、往復動を電力に換える手法なのだが、全体としてはアジャイル開発的に各要素ごとの最適化と柔軟性を重視する。例えば、発電機構だが、以下のようなシステムを考えている。


ブレード等の運動により十分なトルクを得られない環境であっても発電機を回すに足るトルクが与えられるように充電器に繋がれたモーターでサポートして余剰トルクを電力として取り出す設計にしておく。もちろん充電器の役割も大きい。また、外部環境をモニターするセンサーと機構内トルクセンサーの値を説明変数としてのM/Gの最適な制御を行うための深層学習が重要になる。このように開発された機構部は


往復動を電力に変換する効率の良い発電システムを構築することに注力する。きわめて優秀なシステムとなれば、この発電機構部だけを買い取ってもらって他の波力発電に採用されることも考えられる。要するに、システム全体として成功を収めることを目標としない開発手法を行えば、投資した資金を十分回収できる可能性が産まれるというわけである。市場は世界だ、夢を楽しもうではないか。


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